アトピー肌によい化粧品選びのコツ
病院を訪れると、お医者さんはまずアトピーかどうかを真っ先に診断、次に症状の重さを評価した上で治療を始めます。治療は普通、3つの柱をもとに進められます。
【原因の追究】
アトピーを起こす原因は患者さんによって千差万別。問診やアレルギー検査で調べ、必要に応じて原因を遠ざける対策がとられます。
【スキンケア対策】
詳しくは「スキンケア方法」「入浴方法」の章で説明していますが、乾燥し、バリア機能の低下した肌の水分量を上げ、かゆみや感染を引き起こさないために生活指導が行われます。この時処方されるクリームやローションは、あくまで表皮の保護が目的です。
【薬物療法】
ステロイド剤や非ステロイドの免疫抑制剤で、カッカと怒るように過敏な反応を起こしている免疫細胞を鎮めて、発疹やつらいかゆみ症状を和らげます。
病院でアトピーと診断されると、たいていステロイドの塗り薬を処方されるでしょう。ところが「ステロイドは体に毒」「依存するとアトピーが治らない」など、ステロイドは怖いものという風評がいろいろな場所で飛び交っているので、使うのをついためらってしまう患者さんやご家族も多いのでは?
実は、私も少しそう思っていました。ですが、本サイトを立ち上げるにあたって色々な資料を調べてみたところ、自分なりにステロイドで治療は安全なんだと納得することができました。
治療は、医師が症状の度合いを確認した上でそのつど処方する薬を決めます。通院の間隔は週1~2回をメドに細かく見守っていきます。同じ強度の薬を何ヶ月も続けることはまずなく、症状が治まってくれば弱いものに替え、保湿剤だけできれいな肌を保つことができるようになると治療が終わります。
最近のステロイド剤は、皮膚表面の症状をおさめた後、体内に吸収されると効力がなくなるように開発されています。大量のステロイドを内服したり、用量を無視してベッタリ塗らない限り、全身に及ぶ副作用を起こす心配はほぼ無用。ステロイド剤が効かないというケースでは、塗る量が少なすぎて十分に効果をあげられないことが多いそうです。
今までステロイドが問題視されたのは、副作用のことよりもむしろ間違った使い方でトラブルを起こしたからです。正しい指導のもとで用法、用量を守って使えば怖いことはありません。