アトピー肌によい化粧品選びのコツ

成長により異なる症状

年齢によって変わる湿疹場所と症状

生後2~3ヶ月の乳児期には、顔や頭を中心に皮膚が真っ赤になり(紅斑)、ガサガサになって粉を吹いたり(鱗屑)、ただれやかさぶたができます。この頃の患部はジクジクと湿っているのが特徴です。生後半年では湿疹が全身に移り、ひじやひざの内側、首にも広がります。

もう少し大きくなり、小児期になると発疹は乾燥するようになり、カサカサ状態が強まってきます。患部を繰り返し引っ掻いているうちに皮膚がだんだん硬く、厚くなって「苔癬(たいせん)化病変」という治りにくい皮膚の異常を起こしてしまいます。

アトピー性皮膚炎は成長とともに軽快するといわれていましたが、現在は思春期や成人期の発症も珍しくありません。大人が重症になると症状では、全身に苔癬化をともなう発疹が広がり、小豆大の「アトピー性痒疹」というしこりができることがあります。

かゆみとの闘い

症状の中で一番つらいのが「かゆみ」です。アトピー性皮膚炎のかゆみはとても強くついつい強く引っ掻いてしまいます。爪で表皮に傷がつくと、皮膚の細胞から炎症を促す物質や神経を刺激する物質が出てさらにかゆみが増すという悪循環に陥ってしまいます。

掻きはじめると患部だけでなく周囲の皮膚や粘膜までもかゆみが連鎖し、ダメージがどんどん広がってしまいます。かゆみをコントロールすることが治療の上でもっとも大事です。

合併しやすい病気

●皮膚の感染症

アトピーの肌はバリア機能が極端に低下しているため、外からの病原体の侵入に抵抗できず、しばしば皮膚の感染症を引き起こします。これらはアトピーと同じ治療をしても良くなりません。皮膚科医の診察を受け、治療しましょう。

・細菌性の感染症:ブドウ球菌などの化膿菌にによる伝染性のとびひ、毛包炎など
・ウイルス性感染症:カボジ水痘発疹症、ミズイボなど

●目の合併症

皮膚の合併症のほか、強いかゆみを起こしやすい目のダメージも深刻になりやすいので注意が必要です。目や周囲の粘膜を掻いたり叩いたりしてしまい、それが眼球をいためて網膜剥離や白内障を起こします。日本眼科医会によれば、アトピー患者の5割が目瞼炎、4割弱に結膜炎、2割強に白内障を併発しているということです。

顔の発疹がひどく、目まで症状がある時には眼科の診察も受けたほうがよいでしょう。

 
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